タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間   
Clover Point   Meteor   20 時間前後  
                                     
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B(21/30)    B+(15/20)    B+(15/20)    (24/30)    B+(75)    B+   

総評
各ヒロインの個別ルートの出来にバラつきがありますが、グラフィックに
 
音楽やキャラクターと、この 3 つは、それぞれ良い出来だと思います。
 
ですが、ヒロインの 1 人である夜々の個別ルートや全ての個別ルートを
 
クリア後に出現する EX ルートとでも呼ぶべき部分、これらの シナリオ
 
出来をどう評価するかで良作と呼べるかどうかが変わってくると思います。
 
私は EX ルートのシナリオは最後に至る過程以外はそこまで悪くなかったと
 
思いますが、夜々の個別ルートの シナリオ は正直、最後が期待外れに
 
終わってしまったんで、そこは残念でしたね。

あらすじとプレイについて
簡単にまとめると クローバーガーデンと呼ばれる伝説がある都市の学園に
 
通う主人公が学生による演劇に参加する事になり、そして、様々な問題に
 
巻き込まれクローバーガーデンの伝説の真実を知る…と言った話です。
 

総プレイ時間は 20 時間前後と言った所です。共通ルートは 2 時間前後で
 
個別ルートも大体同じぐらいの長さです。ヒロイン 4 人の個別ルートを
 
クリア後に EX ルートとでも言うべきルートの選択肢が追加されます。
 
(一度タイトル画面で はじめから を選択する必要があります)こちらの
 
ルートは 1 時間半前後ぐらいです。攻略順は 夜々の個別ルート をどの
 
タイミングでプレイするのが鍵を握っていると思いますね。私としては
 
美絵里→真星→月音→夜々 の後 EXルートで問題は無いと思いますので
 
この順番をオススメとしておきます。

シナリオ
共通ルートでは、伝説の脚本をもとにお芝居をするため、主人公が奔走する
 
中にヒロイン達の個別ルートの問題の伏線を張りながら進み、個別ルート
 
ではルートに入ったヒロインの伏線を回収しながら、ヒロイン達の問題を
 
クローバーガーデンのちょっとした奇跡の力も借りながら解決へと進んで
 
いく感じです。
 

話の中で何回か登場するクローバーガーデン。その伝説の中で何度も登場
 
するクローバーの持つ奇跡の力をどう考えるかが 1 つ評価のポイントに
 
なると思いますね。本来ならこのクローバーの力は、話でもあるように
 
あくまでも ちょっとした奇跡 であるべきですが、美絵里、真星、月音
 
ぐらいまでの個別ルートまでなら、そこまで大きな違和感は無いですが
 
夜々の個別ルートは、そのレベルは超えていて、先に挙げた 3 つの個別
 
ルートと比べると違和感があり EX ルートは、完全にちょっとした奇跡と
 
言うレベルを超えていました。この辺りの違和感が私はどうしても気に
 
なってシナリオに高い評価をつかられなかったです。このクローバーの
 
件以外でも夜々の個別ルートで、発生する問題の決着の仕方がどうにも
 
スッキリしないと言うか、消化不良なんですよね。問題発覚後の夜々と
 
主人公の考え方の違い。純粋過ぎる夜々と冷静過ぎる主人公。それぞれの
 
想いがぶつかりあってさあどうなる! って所からのあの展開で、あんな
 
締め方をされると、さすがに「期待を裏切られた」と私は思ってしまい
 
ました。夜々の個別ルートと EX ルートの最後に至る過程を除けば後は
 
クローバーの ちょっとした奇跡 の力を借り、主人公とヒロインとの
 
関係の変化と、絆の結びつきを上手く個別ルートで描写出来ていたので
 
及第点の評価が出来るシナリオだと思います。

グラフィック
良いと思います。一枚絵はそれぞれ各ヒロインの特徴を良く表現出来て
 
いると思います。カットインのSD絵も結構可愛かったですね。後は
 
どうせなら恋路橋にも一枚絵があれば良かったです。私のお気に入りの
 
一枚絵は夕日を背景に夜々と始めて出会ったシーンの一枚絵ですかね。
 
一枚絵の出来も良いですが、全個別ルートをクリアした後に改めて見ると
 
「ここから全てが始まったんだな」と思わせてくれる良い一枚絵でした。

音楽
オープニングの クローバー も優しい曲調で好きですが、もう 1 つの
 
方の クローバー も曲から伝わって来る少し寂しい感じが好きですね。
 
ところで フェアリー が流れると某有名RPGの曲を連想される方が
 
多いようですね。私はそのシリーズは一切やっていないので、その感覚は
 
分かりませんが。

キャラクター
一番好きなヒロインと言われれば、夜々と答えると思いますが、やっぱり
 
夜々の個別ルートの シナリオ での問題の関係で、ぶっちぎりで好きだと
 
言うほどでもないですけど。まあ、さすがにお兄ちゃん呼びから始まって
 
恋人になった後の お弁当を食べるシーン などは、凄まじ可愛かったのは
 
認めますが。端的に言えばとしてなら、夜々はかなり好きですけど
 
恋人 としてなら私は、夜々の次に私が好きなヒロインである真星の方が
 
お似合いのカップルだと思います。真星の魅力はやっぱり、イメージとの
 
ギャップに悩みながらもイメージを崩さないように人一倍努力する 普通の
 
心優しい女の子
な所だと思います。サブキャラも良い人が揃ってますが
 
私の一押しは主人公の先輩の桜井です。普段は変態の塊で、いい加減で
 
ズボラですけど、随所での良い発言は印象に残っています。彼の魅力が
 
発揮されるのが月音の個別ルートです。この個別ルートで先輩が見せた
 
自分の好きな人のために人知れず頑張る姿 あれはにカッコ良かったです。

Hシーン
回想シーン数は各ヒロインに開きがあり 1 回しか無いヒロインもいれば
 
7 回もあるヒロインもいます。プレイについてはフェラやパイズリなどが
 
ありますが美絵里のHシーンは明らかに濃さが違いますよね?アナルに
 
お尻叩きってライターの趣味全開ですよねコレ。 (嫌いじゃないですが)

最後に一言
ここまで食いしん坊な主人公って珍しいような気がする。




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